生理中にお酒を飲むと危険?悪酔いの理由と薬の併用リスクを徹底解剖
生理中にお酒を飲むと危険?悪酔いの理由と薬の併用リスクを徹底解剖の真相について、分かりやすい解説を詳しくお届けします。
「いつもはお酒に強いはずなのに、なぜかすぐに吐き気やめまいに襲われる」という現象には、明確な生物学的根拠があります。産婦人科専門医が監修する医療メディア『三軒茶屋ウィメンズクリニック』や『Oggi.jp』の解説資料によると、生理中の女性の体内では「肝臓の代謝負担の重複」と「血中アルコール濃度の上昇しやすさ」という2つの過酷な負荷が同時に発生しています。
最大の要因は、女性ホルモン(プロゲステロンおよびエストロゲン)の存在です。排卵後から生理直前にかけて分泌が高まったプロゲステロンは生理開始とともに急激に低下しますが、これらのステロイドホルモンを最終的に分解・代謝するのはアルコールと同じ「肝臓」です。肝臓内の代謝酵素(チトクロームP450等)がホルモン処理に追われるため、アルコールの分解処理が後回しにされ、結果としてアセトアルデヒドが体内に長時間残留します。これが、生理中にアルコールの分解速度が遅い決定的な理由です。
さらに見逃せないのが、経血排出に伴う循環血液量の減少と脱水傾向です。月経期間中は体外へ血液と水分が失われるため、血管内の水分量が通常時よりも減少します。同じ分量の純アルコールを摂取した場合でも、体内の水分量が少ないため血中アルコール濃度が短時間で急上昇し、普段ならほろ酔いで済む量であっても一気に泥酔・悪酔いのゾーンへと突入してしまうのです。