血便の正体とは?痔と大腸がんの見分け方と今すぐ受診すべき危険信号
血便の正体とは?痔と大腸がんの見分け方と今すぐ受診すべき危険信号について重要なポイントを解説いたします。専門家の見解をお届けします。
血便の原因は腫瘍性の病変だけに留まりません。精神的負荷や自律神経の乱れ、免疫異常によって腸管粘膜が傷つき、出血に至るケースが増加傾向にあります。
「ストレスで血便が出るのか」という問いに対し、医師は「間接的に大いにあり得る」と答えます。過度なストレスは腸管の血流を著しく悪化させ、腸の痙攣を引き起こすため、粘膜が虚血状態に陥る「虚血性大腸炎」を誘発しやすくなります。この場合、突然の激しい左下腹部痛の直後に、赤黒い下痢便や血便が排出されるのが特徴です。
また、若年層から中年層にかけて発症リスクが高まる指定難病「潰瘍性大腸炎」も、血便が初発症状となる代表的な疾患です。大腸の粘膜に慢性的な炎症が起き、潰瘍やびらんが多発することで、血液と白っぽい粘液が混ざり合った「粘血便」が排出されます。放置すると腸穿孔やがん化のリスクを高めるため、長引く下痢と血便がある場合は専門的な確定診断が急務となります。