埋まり親知らず抜歯で小顔は本当?エラ張り変化と医学的真相を徹底検証
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美容目的を主眼に置いて親知らず抜歯を検討する際、絶対に見落としてはならない医療リスクが存在します。親知らず、とりわけ深部に埋まった下顎智歯の周囲には、極めて重要な神経と血管が走行しています。
下顎骨の内部には、下唇やオトガイ部の感覚を司る「下歯槽神経(かしそうしんけい)」が通っており、埋伏歯の根尖がこの神経に近接しているケースは珍しくありません。CT撮影による精密診断を怠り、強引な抜歯処置を行うと、「オトガイ神経麻痺」による唇や顎のしびれが数ヶ月から数年にわたり残存する後遺症リスクが伴います。
また、過度な期待による「審美的な失敗」も報告されています。もともと頬骨が張っており頬肉が薄い人が親知らずを抜いた結果、後方の歯槽骨が吸収されて奥歯周りの支持性が低下し、「頬がこけてやつれて見える」「老け顔に見えるようになった」と後悔するケースです。下顎骨エラ骨格変化を過信し、美容外科の骨切り手術と同等の効果を歯科抜歯に求めることは構造的に不可能です。