95%信頼区間とは?多くの人が誤解する意味と計算方法を徹底解説
95%信頼区間とは?多くの人が誤解する意味と計算方法を徹底解説について押さえておきたい 理由を分かりやすい構成で解説いたします。
統計学を学び始めた人が最も引っかかりやすいのが、95%信頼区間の誤解です。例えば「新商品の認知度調査における95%信頼区間が40%〜50%だった」という結果を見て、「真の認知度が40%〜50%の間に入る確率が95%だ」と説明してしまうケースが後を絶ちません。
古典的な統計学(頻度論)において、母集団の真の平均値は「すでに決まっている1つの定数」です。サイコロの目のように確率で変動するものではありません。変動しているのは、抽出したサンプルごとに計算される「信頼区間の両端の値(範囲)」のほうです。
信頼区間の解釈例として、100本の輪投げをイメージしてください。地面には「真値」という1本の動かない棒が立っています。標本調査を行って信頼区間を計算する行為は、この棒に向かって輪を投げる作業に相当します。「100回輪を投げたとき、95回は棒を囲むことに成功する」というのが、信頼係数95%の本当の意味です。
すでに算出された特定の区間(例:40%〜50%)に真値が含まれているかどうかは、「入っているか、入っていないか(100%か0%か)」のどちらかでしかありません。「95%の確率で入る」ではなく、「95%の成功率を誇る推定方法によって導かれた範囲である」と解釈するのが正確です。