濃厚極まるNyチーズケーキの真実!ベイクドとの違いと黄金比レシピ
濃厚極まるNyチーズケーキの真実!ベイクドとの違いと黄金比レシピにまつわる最新トピックを分かりやすく発信ます。
ニューヨークチーズケーキの発祥と由来を遡ると、20世紀初頭のニューヨーク市における移民文化にたどり着きます。もともとヨーロッパ各地にはクワルクやリコッタなどフレッシュチーズを使った伝統菓子がありましたが、アメリカにおいて1872年に乳製品業者ウィリアム・ローレンスが「クリームチーズ」の量産化に成功(後のフィラデルフィア・ブランド)したことで、歴史が大きく動き出します。
決定的な契機となったのは、1920年代後半のニューヨーク・マンハッタンです。ターフ・レストランのオーナーであったアーノルド・ルービン(Arnold Reuben)や、名門デリカテッセン「リンディーズ(Lindy's)」の創業者レオ・リンディマンらが、従来のチーズケーキにリッチなクリームチーズとサワークリームをふんだんに投入し、低温の湯煎でしっとりと焼き上げるスタイルを考案しました。
当時のブロードウェイの劇場関係者やセレブリティ、ユダヤ系コミュニティの間で「これまでにない贅沢な舌触り」と熱狂的な支持を集めたこのレシピは、全米のダイナー文化を席巻。「ニューヨーク・スタイル・チーズケーキ」という固有の呼称が定着し、世界中のパティスリーへと波及していきました。