いのまたむつみとマイケルの知られざる接点|画集絶賛と幻の対談の全貌

いのまたむつみとマイケルの知られざる接点|画集絶賛と幻の対談の全貌に関する深掘り解説を詳しく解説いたします。

日本のアニメやゲームが今日ほどグローバルな市民権を得ていなかった1980年代後半から1990年代初頭にかけて、すでに世界のエンターテインメントの頂点に立っていたマイケル・ジャクソンと、日本のアニメ・イラストレーション界で唯一無二の地位を築いていたいのまたむつみ氏の邂逅は、ある1冊のイラスト集から始まりました。

当時の報道や関係者の証言によると、ツアーやプロモーションで頻繁に来日していたマイケルは、東京滞在中にスタッフを伴って書店やレコードショップを精力的に巡っていました。その際、洋書や画集が並ぶアートフロアでマイケルの視線を釘付けにしたのが、いのまた氏の初期を代表する画集(『宇宙皇子』関連画集や『月の声 星の夢』など)でした。表紙を飾る中性的で吸い込まれそうな大きな瞳、柔らかく波打つ髪の毛、そして東洋と西洋が融合したような繊細な色彩設計に、マイケルは「アンビリーバブルだ」「なんという美しい世界を描く人なんだ」と息を呑み、即座に絶賛したと伝えられています。

マイケルは手に入れた画集を私室に持ち帰り、ページを隅々まで舐めるように眺めては、同行していたスタッフに「このアーティストは誰なのか」「普段どんなスタジオで絵を描いているのか」と矢継ぎ早に質問を投げかけたとされています。単なるお土産としての購入ではなく、一流の美術作品として心底から惚れ込んでいたという事実は、彼が抱いていた美的嗅覚の鋭さを雄弁に物語っています。

森 瞳

森 瞳

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest