野村スリーゼロ投信は罠か?信託報酬0%の裏側と新Nisaの真実
野村スリーゼロ投信は罠か?信託報酬0%の裏側と新Nisaの真実についての真相をご紹介します。
投資信託を保有する投資家にとって、運用管理費用である信託報酬は日々の基準価額から差し引かれる確実なマイナス要因です。通常、低コストを誇るインデックスファンドであっても年0.05%〜0.10%程度の手数料が設定されています。その常識を完全に破壊し、信託報酬を年0.00%(実質ゼロ)に設定したのが野村スリーゼロ先進国株式投信です。
ボランティアで金融ビジネスが成立するはずがありません。野村スリーゼロ先進国株式投信の信託報酬の理由について、資産運用業界の収益構造と野村證券の販売戦略を紐解くと、極めて明快なビジネス上の意図が浮かび上がります。
この施策の本質は、小売業界でいう「ロスリーダー(目玉商品による集客)」戦略に他なりません。ネット証券大手(SBI証券や楽天証券など)に流出していた若年層や投資初心者を自社に引き戻し、まずは野村證券のオンライン口座を開設してもらうための強力なフックとして設計されたのです。行動経済学における「ゼロ価格効果(無料という言葉が持つ圧倒的な購買動機付け)」を巧みに利用し、顧客生涯価値(LTV)の起点を作ることが最大の狙いと言えます。