ディ・マリアの本職ポジションはどこ?変幻自在な歴代起用法を徹底解説

ディ・マリアの本職ポジションはどこ?変幻自在な歴代起用法を徹底解説の真相について、専門知識を詳しくお届けします。

アルゼンチン代表におけるディ・マリアの立ち位置は、まさに「リオネル・メッシの最良の共鳴者」であり、同時に「大一番の勝負を決定づける特攻隊長」でした。背番号11を背負い続けた彼は、代表通算145試合に出場し、アルゼンチンの黄金期を築き上げました。

メッシとディ・マリアの連携がなぜこれほどまでに強力だったのか。その理由は、「スペースの共有と逆位相の動き」にあります。メッシが中央へ侵入してボールを受ける際、ディ・マリアはワイドに開いて相手サイドバックをピン留めするか、あるいは相手センターバックの死角から裏のスペースへと斜めに飛び出します。互いの利き足が左足であるため、メッシがカットインした瞬間にディ・マリアへの対角線のスルーパスが通り、ディ・マリアが仕掛けることでメッシにバイタルエリアの自由が生まれるという、完璧な補完関係が成立していました。

【実態検証】「アンヘル、手紙を開けるな」手記に見る一次情報と現場のリアル

ディ・マリアのメンタリティを語る上で欠かせない一次情報が、スポーツメディア『The Players' Tribune』に寄稿された彼自身の手記です。2014年ブラジルワールドカップ決勝の朝、所属先のレアル・マドリードから「怪我の悪化による資産価値低下を防ぐため、決勝に出場するな」という警告の手紙が届いた際、彼は次のように告白しています。

「私は手紙を開けもしなかった。その場で破り捨てたんだ。私の足が壊れようと、代表チームの決勝でプレーすること以上に重要なことなど人生に存在しない」

この剥き出しの闘志こそが、大舞台での強さの源泉です。事実、彼は重要な決勝戦で驚異的な決定力を発揮してきました。

  • 2008年 北京五輪 決勝:決勝ゴール(1-0で金メダル獲得)
  • 2021年 コパ・アメリカ 決勝:ブラジル相手に値千金のループシュートで決勝点(28年ぶりの主要タイトル)
  • 2022年 カタールW杯 決勝:フランス相手にPK獲得+チーム2点目となる歴史的ゴール
  • 2024年 コパ・アメリカ 決勝:コロンビア戦に先発し、連覇達成を見届けて代表引退

特にカタールW杯決勝で見せた「左ウイング起用」は、リオネル・スカローニ監督による奇策でした。それまで右サイドやベンチ起用が多かったディ・マリアを電撃的に左へ配置したことで、フランスの右サイドバックであるジュール・クンデを完全に沈黙させ、前半だけで勝負の大勢を決める決定打となったのです。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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