千年を超えて響く「究極の愛」――2026年、なぜ若者は和泉式部の失恋歌に涙するのか
千年を超えて響く「究極の愛」――2026年、なぜ若者は和泉式部の失恋歌に涙するのかの見逃せないポイントをわかりやすく整理しました。
春の京都。かつてない熱気が国立博物館の特別展周辺を包み込んでいる。目当ては、平安時代の女流歌人・和泉式部の生涯と和歌を、最先端の空間音響とプロジェクションマッピングで再構築した体感型展示だ。
開館前から長蛇の列を作るのは、20代から30代の若者たち。「タイパ」や「無難な人間関係」がもてはやされる現代において、彼女たちが求めるのは、己の命すら引き換えにするほどの圧倒的な「熱量」である。展覧会の出口で涙を拭う大学院生(23)は、「便利になったけれど、ここまで誰かを深く欲した経験がないことに気づかされた」と語る。