北朝鮮の学校給食の実態とは?平壌と地方の格差と知られざる食糧事情
北朝鮮の学校給食の実態とは?平壌と地方の格差と知られざる食糧事情の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。
北朝鮮の公式メディアである朝鮮中央テレビなどは、児童たちが整然とした食堂で温かいご飯やスープ、おかずを配膳される様子を頻繁に放映しています。しかし、北朝鮮の給食実態を現地関係者や脱北者の証言から紐解くと、全国一律の給食システムが正常に機能している地域は極めて限定的であることが分かります。
大半の地方都市や農村部において、学校給食は「提供されない」か「形骸化」しており、子どもたちは自宅から小学校へ弁当を持参するか、昼休みに一度帰宅して食事を摂るのが一般的です。持参される弁当の内容も、白米ではなくトウモロコシを混ぜたご飯やトウモロコシ餅、塩漬けのダイコンや野草の和え物が中心であり、動物性タンパク質や脂質が慢性的に不足しています。
さらに深刻なのは、学校側が給食を維持するために「燃料用の薪」や「食材用の穀物」を各家庭に割り当てて供出させるケースです。無償であるはずの教育現場において、給食の維持自体が庶民家庭の重い経済的負担(税外負担)へと転嫁されている実態が、現地取材ネットワークの報告によって明らかになっています。