ピアス開け直し全真相!同じ場所のリスクや待機期間・病院費用を徹底解剖

ピアス開け直し全真相!同じ場所のリスクや待機期間・病院費用を徹底解剖を徹底追究! 知っておきたい 情報と解説を凝縮して配信します。

開け直しを急ぐ人たちの間で最も危険な誤謬が広がっているのが、穿通部位周辺に生じる「赤く盛り上がった病変」に対する自己流の民間療法です。ネット上では「ピアスのしこりや赤い膨らみにはホットソーク(高張食塩水浸漬)が効く」「クエン酸ペーストで肉芽を焼き落とせる」といった無責任な情報が散見されますが、これらは組織壊死を招く極めて危険な行為です。

耳にできる赤く柔らかい膨らみの正体は、物理的刺激や圧迫によって毛細血管と線維芽細胞が過剰増殖した「感染性または異物性の肉芽(にくげ)」であることが大半です。一方、体質的に線維組織が異常増殖し続け、元の傷口の範囲を越えて腫瘍状に拡大していく疾患が「耳介ケロイド」です。ピアス開け直し肉芽ケロイドの兆候を見誤り、肉芽の上から再度ピアスを突き刺すと、炎症の引き金が引かれて制御不能なケロイドへと悪化する恐れがあります。

特に軟骨ピアスにおける開け直しで最も警戒すべきは、軟骨を包む血流網に細菌が入り込む「耳介軟骨膜炎」です。耳介軟骨膜炎を発症すると耳全体が激痛を伴って腫れ上がり、最悪の場合、軟骨自体が融解・壊死して耳がカリフラワー状に変形(耳介変形)してしまいます。一度破壊された耳介軟骨の形状を元に戻すには、肋軟骨を移植する大掛かりな形成手術しか手段がありません。

耳たぶにしこりがある状態で「以前開けていた場所だから」と安易に同じ位置を狙う行為は、皮下に閉じ込められた表皮細胞の袋(粉瘤=アテローム)を破裂させ、耳の中で激しい異物反応を引き起こす導火線に火をつけるようなものです。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest