大臀筋の起始停止と作用を完全図解|国試の覚え方から筋トレの極意まで
大臀筋の起始停止と作用を完全図解|国試の覚え方から筋トレの極意までの重要ポイントを解説します。役立つ情報が満載です。
Q1:大臀筋の停止部はなぜ腸脛靭帯と臀筋粗面の2つに分かれているのですか?
A1:二足歩行を行う人類において、膝関節を伸展位で安定させ直立姿勢を保つ機能(上部線維による腸脛靭帯の牽引)と、前進時に股関節を力強く後方へ蹴り出す推進力(下部線維による大腿骨臀筋粗面の牽引)という2つの異なる力学的要件を1つの筋肉で満たすために進化したと考えられています。
Q2:大臀筋と中臀筋の支配神経を簡単に区別する決め手はありますか?
A2:臨床解剖学上、大臀筋のみが「下臀神経(L5〜S2)」に支配され、中臀筋と小臀筋は「上臀神経(L4〜S1)」に支配されます。解剖位置として最も表層かつ後下方へ広がる最大筋が大臀筋(下)、その深層で外側に位置する筋群が中・小臀筋(上)と空間的に捉えると混同しません。
Q3:スクワットで大臀筋に最大限効かせる足幅やつま先の向きは?
A3:肩幅の1.2〜1.5倍程度のワイドスタンスにし、つま先を30度ほど外側へ開く(股関節外転・外旋位)フォームが推奨されます。大臀筋は外旋作用を持つため、つま先と膝の方向を一致させてしゃがみ込むことで、ボトムポジションから立ち上がる局面で大臀筋の筋線維動員率が最大化します。